【動画】貫いた王様スタイル!”恐竜”リケルメが現役引退!!

ロマンの愛称で知られるリケルメ

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元アルゼンチン代表MFフアン・ロマン・リケルメ(36歳)が現役引退を発表しました。MLS(メジャーリーグサッカー)のデイビッド・ベッカムが経営するチームへの移籍の噂もあったリケルメですが大手誌『ESPN』で「もうプレーをしないという決断を下した」と述べています。

ボカ・ジュニオルス、バルセロナ、ビジャレアルなどでプレーし、アルゼンチン年間最優秀選手賞を4回、南米年間最優秀選手も1回受賞したリケルメ。ロナウジーニョらとともに2000年代を代表する南米のスーパースターでした。

最後の10番!スペシャルな才能!

20150126_riquelme_top2photo:Jànkela.

リケルメは自身のポジションからほとんど動かず、パスで味方選手を動かすといういわゆる「王様」のプレースタイルの持ち主。その現代サッカーでは絶滅危惧種とも呼ばれているプレースタイルからしばしば恐竜というあだ名で呼ばれています。

どんなときも、ほとんどダッシュしないリケルメ。スピードや切り替えの速さの重みを増していく現代サッカーにおいて、リケルメは淡々と同じペースで走る。もちろん守備もほとんどしない。速く走れないわけではないのだが、それがリケルメのスタイル。

このスタイルが故に、バルセロナがファン・ファール監督時代リケルメは1度ダメ出しを食らっています。超大型補強として背番号10番を背負いバルセロナに移籍したリケルメですが、戦術家ファン・ファール体制のバルセロナでは、ほとんど出場時間さえ与えられていません。

しかし、リケルメはそんな現代サッカーの戦術を度外視しても良いほどの輝きを持った選手。誰もが持っていない、スペシャルな才能を持っている選手でした。

1つ目はキック精度。短い距離でも長い距離でも狙ったところにそれこそミリ単位で、適切な強さのパスを出すことができる。ロングボールでも味方のどちらの足にパス出すかまで考えて蹴れるほどのキック精度です。

2つ目はキープ力。攻撃的MFの位置で何人にも囲まれながらもボールをキープし、相手の注意を引き付けることができます。このキープ力を信頼して仲間の選手も動き出すことができます。

そして、3つ目は千里眼。これが「王様」たる所以でもあり最もスペシャルな才能、ピッチの上では、攻撃のすべてがリケルメから始まります。並外れた千里眼の持ち主であり、頭の回転の速さもずば抜けてい速い。キープする場面と判断すればゆっくりとキープする一方で、ダイレクトのパスもぽんぽん蹴る。詰まってると見れば迷わず後ろに戻し、そうかと思えば味方さえ欺きそうな鋭いパスでゴールをお膳立てもします。

攻撃の中心が常にリケルメであり、チームはリケルメがボールを持ったら動き始め、リケルメの指示によって動かされる、まさに「王様」。ビジャレアルやボカ・ジュニアーズが採用した10人+王様の戦術。そのプレーには私たちも感動しました。

切り替えの速さや、攻守にわたる貢献度が重要視される現代サッカーでは、リケルメのような「No.10」や「王様」と言われるプレースタイルの選手はなかなか現れないでしょう。

しかし、子供の頃に憧れた「10番」のユニフォームを着たプレーはリケルメのようなプレーではないでしょうか。

車や音楽、ファッションもそうですが本当に良いものはいつになっても良いですね!!

王様・リケルメのプレーはこちら

Original:Juancito Bostero

Shun

Shun

静岡県出身。小学校から大学まで16年間本格的にサッカーを続ける。大学ではスポーツ科学を専攻し、イギリスへのサッカー留学も経験。サッカーの魅力を独自の視点から伝えることで、日本サッカーの発展に少しでも貢献したい。

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