
あれは忘れもしない2001年6月17日、2000-01リーガエスパニューラ最終節。バルセロナのホームスタジアム・カンプノウで行われたバルセロナvsバレンシア。
勝利した方がシーズン最終順位4位となり、来期のCL出場権を獲得するこの試合。引き分けならばバレンシアが4位となり、バルセロナは必ず勝たなければならない大一番。
そんな大事な試合は背番号10リバウドの独壇場となった。
伝説のハットトリックとオーバヘッド
前半3分、バルセロナはゴール中央でフリーキックを得ると、リバウドがバレンシアの壁を僅かに掠ながらもゴールネットに突き刺し先制点を奪います。
その後、同点に追いつかれますが前半ロスタイム、リバウドの左足が炸裂します。体を倒しながらも強烈な低い弾道のミドルシュートでゴールを奪い、リバウドはこの日2点目。バルセロナは2−1で前半を折り返します。
ところが、後半にバレンシアに再び得点を許し、またも同点試合は後半終盤まで2-2のまま進行し、誰もが引き分けでバルセロナのCL出場を諦めかけたその時、リバウドがサッカー史に残る伝説のゴールを決めます。
後半43分、フランク・デ・ブールからふわりとした浮き球のパスを受けたリバウドはゴールを背にしたまま胸トラップでボールを高く挙げると、左足でオーバーヘッド。アウトカーブがかかったこのシュートは見事ゴール左下隅に突き刺さりました。
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キャプテン翼は実在した
このゴールはメディアから「キャプテン翼は実在した」と絶賛され、「キャプテン翼 ROAD TO 2002」ではリバウドをモデルにしたバルセロナとブラジル代表の10番・リバウールが、必殺技「ハイジャンピングボレー」を披露しています。
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