【動画】カズが伝えるメッセージ!「卒業証書はなくても」!


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2014年4月の朝刊でKINGカズこと三浦知良がとても印象的なコラムを書いていたので紹介します。

学歴や家柄、自分のキャリアなどそんなことにとらわれている人に是非呼んで欲しいコラムです。

サッカーの技術やの能力だけではなくキャリア人としても本当に尊敬できる人です。

カズ「卒業証書はなくても」

小さい頃は「サッカーだけやっていればいい」と思っていた。正直言って勉強も何もしなかったし、「僕の将来にこんなの役に立たないや。だってブラジルでプロになるんだもん」と勝手に思い込んでいたね。

今となれば、子供で無邪気で軽い気持ちだったから、15歳でブラジルへ飛び込めたのだと思う。いざブラジルに渡ってみると、サッカーだけで生きるのがどれだけ大変なことか分かった。プロの一歩手前に控える年上の選手らでさえ、自分とものすごくレベルの差がある。彼らでもプロで成功する人は一握り。これで僕はプロになれるのかと不安は募る。生きていくには勉強も必要ではと自覚しだしたころ、高校は卒業しておいた方が、とも考えた。

そこで教師代わりだった人に諭された。「卒業証書が欲しいのか、勉強がしたいのか。どっちなんだ。大事なのは勉強することだろ。ブラジルまで来て、形だけ高校にいってもしょうがないだろ」。

ミステリー小説を読めば文章の勉強になったし、大人が行く社交場では自分をコントロールするすべを身につけた。上っ面や形でなく、中身や本質が大事なのだと学んだ。サッカーを仕事にし、選択の岐路に立った場面でも、ミエより実を取ってきた。「私はJ1です」と名刺だけあっても仕方ない。名刺がJ2でもピッチで輝ける方がいい。大会社の肩書があれば安心と錯覚する人もいるようだけど、そうではないとサッカーから教わった気がする。

名門校の教育現場では「ライン」がつくられていることもあるだろう。中学、高校、大学と連なる線。先生は大学という地点を中学生たちに早くも意識させる。大学へ行くには中学生でこの成績ではだめだと。サッカークラブも似た面はある。ジュニア、ユース、トップチーム。トップに昇格すべくジュニアは教えられる。ただ、人生そんな直線だけじゃないだろと僕は思う。右へそれ、左へ外れるときだってあるだろう。

「ここへ行くにはこうしなくてはだめ」とプログラム化されすぎると少しかわいそうになる。大学であれトップチームであれ、そこが終着点じやない。ほんとに大事なのはその「先」。その先に開けている世界が一番大事なはずなんだ。
カズ-サッカー人として:日本経済新聞

ぶれない心を持つ男 三浦知良

Original:taikoh36

Shun

Shun

静岡県出身。小学校から大学まで16年間本格的にサッカーを続ける。大学ではスポーツ科学を専攻し、イギリスへのサッカー留学も経験。サッカーの魅力を独自の視点から伝えることで、日本サッカーの発展に少しでも貢献したい。

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