【動画】ロスタイムの悲劇!国立最蹴章が生んだ筋書きのない壮絶ドラマ!


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3年連続ベスト4進出を果たした石川県代表・星稜高校にとって忘れられない試合がある。

それは一昨年の第92回高校サッカー選手権決勝。国立最蹴章となった大会の決勝は史上初の北陸勢対決となりました。星稜(石川)と富山第一(富山)。

どちらが勝っても初優勝。北陸勢初の優勝。

覚えている方と多いと思いますが、この試合は近年稀に見るドラマのような逆転劇で富山第一が勝利し、優勝。星稜は優勝を目の前にして悔し涙を流しました。

最後まで諦めない!

星稜は、前半33分に寺村介(3年)がPKで先制すると後半25分が森山泰希(2年)が追加点を挙げ2−0となり誰もが星稜の優勝を確信します。

しかし87分、富山第一が左サイドの崩しから1点を返すと迎えた90分+3分ロスタイムぎりぎりの所で星稜DF森下洋平(3年)が富山第一DF竹澤昂樹(3年)をペナルティエリア内で倒してしまう。

これを富山第一の大塚翔がきっちりと決め試合は延長線に。

このPKの時にPKを決めた大塚翔の父である富山第一監督が膝をつき祈っている姿は何とも言えません。
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しかも、PKを与えてしまった星稜DF森下と富山第一DF竹澤は中学時代のチームメイト。

同点に追いついた富山第一は延長後半9分村井和樹に劇的な逆転ゴールを決め、初優勝を掴み取りました。

本当にサッカーは試合終了の笛が鳴るまで何が起こるか分からない。諦めてはだめ。気を抜いてはだめ。そんなことを教えられたような試合でした。

動画はこちら

Original:Reinarmy(れいなぁーみぃー)

運命を分けたキャプテンの交代

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実はこの試合ある選手交代から星稜は崩れてしまった。2-0のリードで迎えた85分。思い切ってキャプテンの寺村介を退けました。

これは論理的な交代でした。残り5分。そのまま逃げ切りを図るのは当然の選択で、そのために疲労で足が止まった寺村に代えてフレッシュな選手を入れるのは順当な策でした。

しかし、精神的支柱だった寺村がいなくなったことによるものだったのか、あるいは「守りに入る」というメッセージがネガティブな影響を与えたのか。そのメカニズムは不明ですが、85分まで強力な守備力で跳ね返していた富山第一の攻めに、星稜の守備陣が守り切れなかった。

しかし、「これが、サッカー」。すべては結果論です。

この敗戦からさらに強くなって3年連続ベスト4へと勝ち進んだ星稜。この悔しさは後輩にしっかりと受け継がれ、強い星稜が作られました。

Shun

Shun

静岡県出身。小学校から大学まで16年間本格的にサッカーを続ける。大学ではスポーツ科学を専攻し、イギリスへのサッカー留学も経験。サッカーの魅力を独自の視点から伝えることで、日本サッカーの発展に少しでも貢献したい。

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